夢で病気がわかる?
中国医学では、
五臓 (心臓・肺臓・肝臓・脾臓・腎臓)が弱ってくると、
弱ってきた臓器に関する夢を見ると考えられていた。
例えば、
中国最古の医学書『内経』にも、もし脾臓が弱ると
飲み物や食べ物が不足する夢を見る、
などと書かれている。
西洋でも、
アリストテレスのころから、体内の変化が夢に現われ、
その内容から病気を知ることができると考えられていた。
心臓病の人は、
おばけに襲われてすぐに目を覚ましてしまうような、短くて恐ろしい夢
肺結核の人は、
生き埋めにされたり、得体の知れないものに追いかけられて逃げ回る夢
また消化器の弱い人は、
せっかくステ—キを食べたと思つたら、すぐに吐いてしまう夢
などなど。
現代の医学からみれば、
夢が病気を予言するなど信じられないことだ。
夢は、からだが疲れているから見るわけではない。
芸術家タイプは色つきが好き
夢では病気はわからない。
ほとんどの人が、白黒の夢をみるらしい
そのため
昔からよく、色つきの夢を見る人は病気だとか、
ちよつとおかしいのではないかとかいわれてきた。
しかし、これは間違いである。
それでも、色つきの夢を見る人、
白黒の夢しか見たことがない人がいるのは
どういうわけだろうか。
ある調査によると、
画家、デザィナーなどや絵画に興味のある人は、
色つきの夢をよく見るという。
日ごろから、常に色彩に関心をもっているから、
夢にもその色調が出るのかもしれない
ふだん色をあまり気にしない人は、色つきの夢は見ない。
白黒の味気ない夢を見ていることになる。
また、男性と女性を比べてみても、
4対6の割合で、女性のほうが色つきの夢を見る。
やはり、女性のほうが色彩感覚に敏感ということなのだろう。
ここで、自分が色つきの夢を見るかどうか、ちよつと試してみよう。
まず、目をつぶる。
そして、森や湖のある風景を想像してみる。
すぐに山は緑色、湖は青色と、
色彩豊かな油絵や水彩画のような光景を想像した人は、色つきの夢を見る人。
逆に、墨絵のような山水画しか浮かばない人は、
おそらく、夢の中でも同じように色は出てこないだろう。
さて、色つきといつても、カラーテレビと同じようなわけにはいかない。
夢の中でよく現われる色は、緑と赤。
黄や青の出る率は緑の半分といわれる。
た、理由ははつきりしないが、
イビキをかく人、歯ギシリをする人、夢遊病の人は色つきの夢を見ないらしい
夢は見るだけではない
さて、今まで何気なく「夢を見る」といつてきたが夢は見るだけだろうか。
夢の中で音楽を聞いたりはしないだろうか。
ある調査では、視覚的な夢は95%、聴覚的な夢は61%もある。
どうやら夢は、見るだけでなく、聞く夢も同じようにあるらしい。
そのほかにも、触覚、運動感覚、味覚などもあげられる。
感覚的にも、夢はなかなかバラエティに富んでいるというわけだ。
色をつけたり、味わったりできる夢。
いずれにしても、楽しい夢が一番ですね
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